
西村 果林
株式会社ライトアップ
担当:Jマッチ・エンジン/Elliot/リストマスター
TEAM INTERVIEW / PRODUCT BUILDING
売る。聞く。直す。また届ける。西村・木場・小松の3人が、毎週の会議でプロダクトと届け方を一緒に育てています。
つくって終わりではなく、届いて、使われるところまで。
本人写真を参照した生成イラストです。実際の会議写真ではありません。
THE TEAM
企画、ページ制作、営業、データ確認。担当を細かく切り離すのではなく、顧客の声を中心に必要な仕事をつないでいくチームです。

株式会社ライトアップ
担当:Jマッチ・エンジン/Elliot/リストマスター

株式会社ライトアップ
担当:AIOマスターなど複数SaaS/横断改善

株式会社ライトアップ
担当:ワークログ・インサイト/関連サービス
※ 掲載ビジュアルは、本人のプロフィール写真を参照して制作した生成イラストで、実際の写真ではありません。
STORY IN ONE MINUTE
※ 会議の文字起こし、Google Driveの担当表、関係者の業務上のSlack発言を照合し、本人の担当領域に沿って編集・再構成しています。逐語録ではありません。
CHAPTER 01 / ONE PRIORITY
定例の冒頭、議題はすぐに「いま最優先で動かすもの」へ。数あるSaaSの中から、この月に力を集める一つを決めました。

Jマッチ・エンジン担当。開発確認、顧客画面と利用企業画面の整理、紹介素材の準備までをつなぎます。
今日の定例は、どこから始めましょうか。
まずはJマッチ・エンジンです。ここを最優先にしたいです。今月だけでも100件取りにいくくらいの気持ちで営業を動かすので、開発側の確認も、紹介素材の準備も、打ち合わせの最初に置きます。
優先順位を言葉にしておけば、修正依頼を出すときも「いま何を完成させるための変更なのか」がぶれません。チームの時間を、顧客へ届ける直前の仕事に集められます。
Jマッチ・エンジンはいま、どの段階にありますか。
利用企業側の管理画面と、顧客が見る画面を分けて確認し、未反映の箇所にはコメントを残して再修正を依頼しています。メールのテスト送信や、説明動画の共有も並行して進めています。
画面が一通り見えることと、実際に営業が安心して案内できることは別です。どのURLを誰に見せるのか、問い合わせが来たときにどこを確認するのかまで揃って、初めて「届けられる状態」になります。
モニター募集や、ほかのプロダクトの改善もあります。全部大切な中で、一つを先にする意味は何でしょう。
同じ強さで全部を進めると、どれも顧客へ届く一歩手前で止まりやすいんです。まず一つを「今週いちばん動かすもの」と決め、必要な修正、説明、営業の順番を一本につなぎます。
ほかを止めるのではありません。優先順位をつくることで、次に取りかかるものも明確になります。担当者が迷わず動ける状態をつくることが、結果として全体の速度を上げます。
開発の定例なのに、営業の目標が最初に出てくるのが印象的です。
私たちにとって、営業は完成後の工程ではありません。実際に案内してみると、伝わりにくい言葉、見せづらい画面、顧客が最初に気にする条件がすぐ分かります。その反応が、次の修正内容になります。
つくって終わりではなく、届いて、使われるところまでを一つの開発として見ています。営業と開発が別々に走らないように、同じ定例の中で両方を話します。
今月の動きを、一言で表すなら。
まず、届け切ることです。顧客の反応が返ってくる量まで動かして、その声を次の開発に戻す。Jマッチ・エンジンをその循環の先頭に置きます。
今月、本気で届ける一つを決める。会議と業務記録をもとに、顧客向けに編集
最優先のプロダクトと、届けたい相手をそろえる。
営業、ページ、案内文を同じメッセージにする。
クリック、申込、現場の声を受け取る。
反応を次のページと機能へ戻す。
CHAPTER 02 / TWO READERS
次の議題は、Elliotのモニター募集ページ。見た目の調整から始まった話は、「一枚を誰が、どう読むのか」という設計へ深まっていきました。

Elliot担当。募集ページと導入後の実務を分断せず、経営者と現場担当者の双方へ届く情報を整えます。
ページの第一印象はいいですね。もう一段、変えるならどこでしょう。
最初に見るべき数字を、もっと大きくします。「1年間」「0円」のような判断材料が本文に埋もれず、ページを開いた瞬間に目へ入るようにします。
あわせて、文字の表情も整えます。GoogleのWebフォントを本番でも確実に読み込み、制作環境では見えていたのに公開時に外れる、ということがないよう確認項目に入れます。見た目のリッチさだけでなく、伝えたい順番を崩さないための基本です。
下まで見ると、かなり長いページです。思い切って短くした方がいいでしょうか。
文章量だけを理由に削る必要はないと思っています。最初に見る経営者は、見出しと大きな数字で「自社でも試してみたい」と判断する。そこでページを担当者へ転送したら、次に見る人は導入のために下へ読み進めます。
つまり、一枚の中に二人の読者がいます。上半分は意思決定のため、下半分は実務を前へ進めるため。それぞれに必要な情報を順番どおり置けば、長さは弱点ではなくなります。
担当者向けの下半分には、具体的に何を置きますか。
まず機能一覧です。ただし名前だけ並べるのではなく、どんな場面で役立つのかまで短く書きます。次に、導入に必要なものと手順。アカウントや権限、準備するデータなど、担当者が社内で確認するときの抜けを減らします。
最後に、社内への告知例を置きます。「新しいツールが入ります」だけではなく、誰のどんな負担が軽くなるのかを、そのまま転送できる言葉で用意します。募集ページが、契約後には簡易マニュアルとしても使える形です。
木場さんは、AIOマスターなど別のSaaSを案内する立場からも、同じ課題を感じますか。
感じます。営業やウェビナーの場では、すぐにデモ画面を見せたい一方で、誤って実際の顧客情報が見える状態にはできません。サービスごとに安全なデモ環境を用意し、迷わず入れる導線を揃える必要があります。
ページも同じで、説明がきれいなだけでは足りません。相談を受けた人がその場で次の画面へ進めるか、価格や条件の表示が途中で食い違わないか。顧客がたどる一連の体験として確認します。
削るより、読む順番と次の動作を設計するんですね。
はい。見出しだけ追っても全体が分かり、必要になった人だけが詳細へ入れる構成にします。上半分で経営者の意思決定を助け、下半分で担当者の実務を助ける。一枚に二つの役割を持たせます。
短くするのではなく、読む順番をつくる。
CHAPTER 03 / MEASURE THE NEXT MOVE
リストマスターの管理画面を見ながら、チームは「数字が見える」の一歩先を話し始めました。

リストマスター担当。配信設定、データ精度、営業現場から届く質問を、次の改善項目へ変換します。
クリック数とクリック率が見えるようになったんですね。
はい。誰が反応したかを追えるようになり、実際にアポイントへつながった例も出ています。数字が画面に残ると、「なんとなく良かった」ではなく、どの配信が次の行動を生んだかを話せます。
一方で、日付や原稿のステップ番号など、分析に必要な情報はまだ揃えたいです。見える数字を増やすことより、その数字を同じ条件で比較できるようにすることが大切です。
なぜ「何通目のメールか」が大事なのでしょう。
最初の一通で動く人ばかりではないからです。12通目や32通目で、ようやく自社の課題と重なることもあります。そこで反応が出たなら、継続して届けてきた設計そのものに価値があります。
ステップ番号が残れば、単純な開封率の比較ではなく、「どの順番で理解が深まり、どの話題で行動したか」を考えられます。長い期間の配信も、一本の顧客体験として見直せます。
クリックが分かれば、それで十分ですか。
もう一段必要です。一日で何通送り、何人がクリックし、何人が応募や商談へ進んだのか。そこまで同じ日付で並ぶと、件名だけでなく、送る順番、間隔、対象の切り方まで見直せます。
たとえば従業員規模や地域、業種で配信先を分ける場合も、タグの精度が低ければ分析結果が揺れます。企業情報をどこから取得し、AIが付けた分類をどう確かめるか。入口のデータ品質も、配信結果と同じくらい重要です。
現場からは、どんな質問が来ていますか。
リストを作った後、いつ配信へ反映されるのか。ステップメールの条件をどう設定するのか。差し込み名はどの項目を参照するのか。開封率とクリック率はどこで見るのか。そうした、使い始めると必ず出る質問が集まっています。
その一つひとつは、単なる問い合わせではありません。同じ質問が続くなら、画面の説明や初期設定の導線に改善余地があるということです。回答して終わらせず、プロダクト側へ戻します。
毎週、AIに結果を読ませることもできますね。
できます。日々の配信数と反応を同じ形式で残せば、AIは傾向を見つけ、次に確認すべき仮説を出せます。ただし、数字だけで原稿の良し悪しを断定はしません。
商談になった背景や、対象企業の状況は人が確認します。AIの分析をきっかけに、次の配信で何を一つ変えるかを決める。その小さな検証を毎週積み重ねたいです。
DAILY FEEDBACK BOARD
毎日の数字を、毎週の改善へ。
CHAPTER 04 / FROM LOG TO SERVICE
ワークログ・インサイトでは、PCへ導入して終わるのではなく、分析結果を誰が、どんな画面で使うかが検討されています。

ワークログ・インサイト担当。社内テスト、代理店への導入、OEMとしての管理画面と分析レポートを具体化します。
ワークログ・インサイトは、いま何を確かめているところですか。
まず、実際にPCへ導入したときに、どんなログが集まり、管理画面でどこまで見えるかを確かめています。完成した説明だけを待つのではなく、整っていない段階から触って、導入時につまずく場所を見つけます。
入力コードはどこで確認するのか、誰が管理画面へ入れるのか、社外の代理店にも導入してもらえるのか。こうした最初の疑問を自分たちで経験しておくと、顧客へ案内するときの説明が具体的になります。
管理画面には、機能をたくさん並べるのでしょうか。
機能の数を見せることが目的ではありません。OEMの基盤として、各社が自社ブランドのサービスとして販売できる状態をつくりたいと考えています。そのために、管理画面の選択肢を複数用意し、顧客や販売方法に合う見せ方を選べるようにします。
メニューが六つあるなら「六機能あります」と説明するのではなく、「どの業務課題を商品として切り出すか」という叩き台にする。技術の画面を、そのまま営業で扱える商品へ翻訳する作業です。
社内テストの次は、どう進めますか。
関心を持ってくださっている代理店にも、実際のPCへ入れてもらい、一緒に画面を見たいです。管理画面が完全に整うのを待つより、使える範囲を明示したうえで試してもらう方が、必要なレポートの形を早く見つけられます。
ただし、試せる範囲と未完成の範囲は曖昧にしません。顧客データや権限の扱い、安全なデモ環境を確認し、モニターの期待値を揃えてから進めます。
最終的に、顧客へ返したいものは何ですか。
ログの一覧ではなく、次に何を改善すればよいかが分かる分析です。働き方の状況を見て終わるのではなく、業務の偏りや見直し候補を、現場と管理者が話し合える形で返したいです。
そのため、画面の項目を決める前に、実際のログを見て、どの切り口なら行動につながるかを検討しています。分析レポートまで含めて、初めてワークログ・インサイトという商品になります。
CHAPTER 05 / QUARTERLY KNOWLEDGE
説明動画を撮ろうとしたとき、「必要な情報はあるのに、探しづらい」という実感が共有されました。

AIOマスターなど複数SaaSを担当。営業・デモ・導入で迷わないよう、サービスを横断して入口と情報を整えます。
スーパーマネージャーの導入方法を説明しようとしたとき、ページや資料がいくつかに分かれていて、少し探しづらかったんです。
SlackにもDriveにも、必要な情報自体はあります。AIに徹底的に探してもらえば、動画、説明資料、過去のやり取りを集めて、一つの導入案内にまとめられます。
ただ、元の情報が散らばったままだと、毎回同じ探索から始まります。サービス名が少し違ったり、古い資料と新しい画面が混ざったりすると、初めて案内する人ほど判断に時間がかかります。
それなら、一度全部をまとめてしまえば解決しますか。
一度まとめても、プロダクトが変わればまた古くなります。完成版を一つ固定するより、四半期ごとに「いま使う情報」を選び直す方が現実的です。月次では運用負荷が高いので、三か月を一つの更新単位にします。
古い資料は消さず、履歴として残します。そのうえで、営業や導入担当が最初に開く場所には、その四半期の最新情報だけを置く。保存と利用の入口を分ける考え方です。
四半期のフォルダには、何を置きますか。
製品ごとに分けて、いま顧客へ見せる説明、最新の動画、導入手順、よくある質問を置きます。ファイル名と日付も揃え、どれが現行版かを開く前に判断できるようにします。
入口はSaaSのポータルにまとめます。サービスを知らない人でも、名前か目的から探し、クリックすればその時点の最新フォルダへ進める状態が理想です。資料を増やすより、迷わない入口をつくることを重視します。
AIが最新情報を選び、全部自動で公開する運用でしょうか。
AIは、SlackやDriveを横断して候補を探し、重複を整理し、更新差分を示すところまでです。どれが正式な説明なのか、顧客へ見せてよい内容か、リンク先の権限は適切かは、人が確認します。
速く集める役割はAI、正しさと公開判断は担当者。役割を分けることで、情報整理の速度を上げながら、古い条件や社内情報がそのまま外へ出ることを防ぎます。
情報を永久保存するだけではなく、いま顧客へ見せる情報を定期的に選び直す。AIは探索と整理を支え、人が公開可否と正しさを確認します。
この日の会議で話されたのは、機能の数よりも、届け方と学び方でした。ライトアップのSaaSチームは、顧客へ届けるところから開発を始め、反応を受け取って、また次の形へ戻していきます。
※ 本記事は2026年9月11日に行われたSaaSチーム定例ミーティングの記録に、Google Driveの現行担当表と関係者の業務上のSlack発言を照合し、顧客向けの対話記事として編集・再構成したものです。逐語録ではなく、言い直し・重複・音声認識上の誤変換を整理し、担当領域に沿って発言の趣旨をまとめています。「AI面接」「相見積もりAI」は会議時点の検討アイデアであり、提供中のサービスや確定した仕様ではありません。掲載ビジュアルは本人写真を参照した生成画像で、実際の会議写真ではありません。